何を遠慮しているのでしょうか?
やってみればいい。
それだけなんですが、
スポーツでは食えない
そんな先入観があるのではないでしょうか?
私の知り合いで
個人でスクールをして月100万稼いでいるのもいれば
組織化して月400万稼いでいるのもいます。
どちらも地方でです。
こういった情報はあまり表に出てこないので
知らないだけで、やり方を間違わなければ
十分稼げる分野です。
このやり方を間違えるというのは
総合スポーツクラブです。
多くの総合スポーツクラブは
厳しいという話を聞きます。
最初から、助成金を確保して
運営しているから、厳しいんです。
1種目の月会費が2000円とか
平気であるんです。
これができるのも助成金が
あるからなんです。
助成金を活用することは
悪いことではありません。
でも、いつまでも頼っていては
いつか破綻します。
すでに、その兆候は出てきて
値上げに走っているようです。
■価値提供ができていない
低価格、値上げできないのは
価値を提供てきていないからです。
これだけの価値を提供している
価値を感じてもらえる
そう思えるなら、安さをアピール
する必要はないはずです。
ですが、安さを売りにしてしまう
その気持ちも分からないではないです。
なぜなら、スポーツの価値が
分かりにくいからです。
そのスポーツをしたい、習いたいと
考える人(見込み客)にどのように
価値を伝えるのか、
ここができないと人が集まらず
安さに走るわけですね。
私のサッカークラブを例に
考察してみましょう。
対象が子供(7~15歳)
種目サッカー
なのですが、この人達に
どんな価値を伝えればいいのか
ここが大事なんですね。
多くの人が勘違いしているのが
成績といった実績をアピールする
これ、間違いではないです。
でも、成績が選択基準になってしまうと
その成績が出せないと、クレームにつながる
ことがあるのです。
そして、結果を出すために活動して
しまうので、あぶれてしまう子が
出てきて、これもクレームになるのです。
結果を出しているのは強みではあるけれど、
それは、あくまで価値の中にある要素の
ひとつなんです。
じゃあ、どんな価値を提供すればいいのか
それは、あなた自身のビジョンだったり
お客さんの望むものなんです。
つまり、他の職業と同じなんですね。
スポーツが特別ではなく
本質は同じなんです。
例えば、楽しくプレイしたいと考えるなら
それを、理念、コンセプトに落とし込み
商品・サービスを用意すればいいだけです。
あとは、情報を発信していけば
共感してくれる人が現れるわけです。
スポーツというツールを通して
その人はどうなりたいのか
ここを考えて価値提供していく
というわけなんです。
■ビジネスモデル
どの程度の規模で考えているのか
によりますが、
プロスポーツに参入するなら
お役には立てません。
10年以上プロ参入を目指し頑張っている
クラブがありますが、
ハード面でも、資金面でも
相当大変です。
相当な企業がスポンサーになっているにも
係わらず難しいです。
難しいですが、不可能ではないと思っていて
ただし、それにはいかに多くの企業、人を
巻き込むかがポイントだと思っています。
私自身、知り合いが目指したときに
一瞬考えましたが、現実的ではないと
思い、地に足のついたクラブを作る方に
決断しました。
それに茨城には2つのJチームもあるし
むしろ良好な関係を作った方が
将来的にはメリットが大きいと判断した
のです。
話を戻します。
どんなビジネスモデルで
スポーツ起業するのかですが
少ない労力で利益が大きいのが
スクール形式です。
教えるだけなので、基本経費が
少なくて済むので、当然、利益も多く残るのです。
反対に、チーム形式は儲かりません。
儲からないというより、経費がかかるので
利益が少ないのです。
例えば、
スクール形式は
利益月20万-経費5万=15万
スクールだと1人でもできるので
利益が多く残る
チーム形式は
利益30万-経費10万=20万
チームだと1人ではできないので
人件費もかかり意外と残らない
拘束時間も長く重労働になりがち
なので、スタートはスクールから始めて
慣れや資金も溜まってきたらチームという
流れが、失敗の少ないモデルだと考えています。
勢いは大事です。
しかし、少しずつ大きくしていく方が
失敗は少ないです。
なぜなら、コンセプトがズレていないのか
確認し、修正しながら進めていくのが
重要だからです。
何でもそうですが、大風呂敷を広げても
必ず成功するとは限らないから
様子を見ながらやっていくのが
より成功に近づいていくからなんです。
今、スポーツで起業するのは
チャンスだと個人的に思っています。
既存の団体が弱ってきているから
なんです。
市場の欲しいものを無視して
古い価値観のままなので
見込み客にソッポを向かれている
そんな状態です。
距離と言った物理的なことを考えれば
近い方が良さそうですが
自分の欲しいもの、なりたいものが
手に入らないなら、いくら近くても
いくわけがありません。
でも、そんな見込み客の望むものを
用意出来たら、来てくれるのです。
スポーツに限らず時代の変革だと言われれいるのが
2020年です。
今年はオリンピックも開催され
スポーツ市場の拡大が期待されています。
表に出てくるデータはプロなどに
係るものがほとんどですが
地域の小さなスポーツにも
良い影響はあります。
そういう意味で
スポーツで稼ぐ
スポーツで起業
するには、最適な年だと思います。
そして、日本全国に子供からお年寄りまで
スポーツを楽しむ場を提供する起業家が
増えることを期待しています。
それではまた^^