親は子供のモデル
子供が成長していく中で、何かしらの対象をモデルにし動作や行動を見て、同じような動作や行動をするのがモデリングで、良いことも、悪いこともマネをするのです。
例えば、挨拶をしない子供は、親が挨拶をしていないことをモデリングしているのです。子は親の鏡とは、まさにこのことです。
発達心理学のデータで成人が大人になってから無意識に下す判断の内、8~9割が親のものまねと言われています。動作や行動をまねる以外に判断や思考もまねているということです。
判断や思考もまねるとは、子供が「○○になりたい」「○○をしたい」と夢を語った瞬間、「それは無理だ」「やめた方が良い」「そんなに甘くない」と直接的、間接的にでも否定してしまうと、自分には無理なんだと判断し無意識に刷り込まれてしまうのです。
つまり、親の考え方や物事の捉え方もまねているのです。子供のためにと言っていることが、実は夢を奪っていることもあり、知らず知らずのうちにドリームキラーになっていることもあるのです。
そこで、ドリームキラーにならずに、子供の可能性を広げる親になるための3つのステップをお話します。
1:夢を否定しない
例えば、スポーツのプロ選手になりたい!ユーチューバーになる!パン屋さんをしたい!といった夢や願望を言った瞬間に、
「それは無理だ」「やめた方が良い」「特別な才能があるからなれる」そんな否定的なことを言えば、無理なんだ、ダメなんだと、無意識に刷り込まれ何もしない人間になってしまいます。親の価値観で夢を否定してはいけないということです。
2:子供の可能性に限界を作らない
無意識での判断は親の刷り込みによるものと言われています。否定的なことを言われていれば、自分の可能性を信じることはできなくなり、現状のまま育っていきます。
現状のまま育つということは、やってみようといったチャレンジする行動がなくなります。そうなると、誰かに言われなければ動かないし、決めることもできなくなり、指示待ちになってしまいます。
指示待ちにならないためには、自分ならできるという自己肯定感を高める必要があります。
そのためには、今の子供の能力を基準に考えるではなく、親のイメージの範囲で夢や将来を考えるのではなく、子供の可能性が広がるイメージを持つことで可能性に限界がなくなります。
3:子供の無意識に覚えさせること
「自分なら上手くできる」これが子供の無意識に覚えこませることです。そのためにはほめることが重要です。だかといって何でもかんでもほめる必要はありません。いつほめるのか、ここを見極める必要があります。
では、どんな時にほめるのかというと、上手くできたときです。上手くできた時は「あなたらしい」上手くできなかったときは「あなたらしくない」そう言ってあげるだけです。
あなたらしいとほめてあげるのは「上手くできる自分」を当たり前だと思わせることで、自己肯定感を高め物事をポジティブに捉えられるようにするためです。上手くできる自分が当たり前と思えている状態になるのです。
反対に、上手くできなかった時は「あなたらしくない」と言えばいいのです。なぜなら、上手くできる自分という本来の姿でないので居心地が悪く、本来の自分に戻ろうとするのです。
例えば、テストの点数が上がれば「あなたらしい」と言い、点数が下がれば「あなたらしくない」と言えばいいということです。そう言ってあげれば「良い点数を取る自分」が当たり前となるのです。
ほめ方を使いこなすことで、その効果はとても大きいものになり子供の人生にも良い影響を与えることができるのです。
ここまで話した3つのことに気をつければ子供のドリームキラーにはなりません。子供の夢をサポートできる親になれるのです。
ここでもう一つ、子供がパワフルなチャレンジャーになる方法を教えます。この方法は2つを意識して質問をするだけですので、誰にでも簡単にできるものです。これは実際に私が使っている方法です。
まず2つの事ですが、「現在地」と「目的地」のことで、これを意識しながら質問をするのです。
現在地とは現在の状態のことで、目的地は明日以降の未来のことです。この現状と未来について質問するだけで、次第にポジティブな考え方やもののとらえ方ができるようになり、未来を想像するとワクワクするといった期待感を持てるようになります。
なぜ、現状と未来のことを質問するとポジティブ思考になるのかというと、例えば、スポーツのプロ選手になりたいと思ったら、自分がプロ選手になっている姿をイメージしワクワクするでしょう。つまり、夢を実現している自分をイメージすれば、そこに進むための行動が起きるからです。
これは、前頭前野が活発になりドーパミンが放出されエネルギーに満ちた状態になるのです。つまり未来を思い描くことでエネルギーを生み出し、やる気が湧いてくるのです。
やる気があれば臆することなくチャレンジをしていきます。その行動の中で上手くできたことが記憶され、それが自分ならできるという証拠になり、少しずつ自信が高くなっていくのです。
そのために必要になるのが、現在地と目的地を意識した質問なのです。その質問をするだけで、子供のやる気を引き出し自信を高めることができるのです。
この自信を高めやる気を引き出すことができれば、子供は変わります。どんな風に変わったのかというと・・・
- できないとは言わなくなった-やる前からできないと言っていた子供が、今ではとりあえずやってみるようになり、行動が積極的になっています。
- ネガティブな言葉を言わなくなる-ダメだ、無理、できないといった言葉を発することが少なくなります。その分、どうやったらできるだろうかと考えるようになります。
- 周りに人が集まります-笑顔でいることが増え、発言が前向きになります。そのため周囲に元気を与える存在になり人が集まる人気者になります。
何においても自信を持つことは必要です。自信を高めていくということは、人生を生き抜いていく上で最も強力な武器とも言えるでしょう。
この自信を高め、やる気を引き出す質問術(コミュニケーション)をまとめたPDFファイルを、ここまで読んでくれたあなたに差し上げます。
なぜ、そんなことをするのか、疑問に思うでしょう。
私には、たくさんの子供の夢を実現するサポートをしていきたい思いがあります。しかし、一人では時間も労力も限界があります。そこで、この手法を最も身近な大人であるあなたにお伝えすることで間接的にサポートしていければと考えています。
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